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「e-Taxって何から始めればいい?」とお悩みの方に向けて、スマホ1台で確定申告を完了させる方法を7ステップで完全ガイドします。この記事を読めば、事前準備からデータ送信、還付金の受取りまで迷わず進められます。


「e-Taxって何から始めればいい?」とお悩みの方に向けて、スマホ1台で確定申告を完了させる方法を7ステップで完全ガイドします。この記事を読めば、事前準備からデータ送信、還付金の受取りまで迷わず進められます。
🏆 結論:スマホ+マイナンバーカードで自宅から30分〜1時間で完了
e-Tax(電子申告)を使えば、税務署に行かずに自宅から24時間いつでも確定申告ができます。必要なものはスマホ(NFC対応)とマイナンバーカードの2つだけ。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で画面の案内に従って入力すれば自動計算され、そのままe-Taxで送信できます。還付金はe-Tax提出なら最短2〜3週間で口座に振り込まれます。
e-Tax(イータックス)とは、国税庁が運営するオンラインの申告・納税システムです。確定申告書の作成から提出までをインターネット上で完結でき、税務署に出向く必要がありません。
| 項目 | 書面提出 | e-Tax(作成コーナー) | 会計ソフト連携 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料(印刷・郵送費) | 無料 | 年額0〜2万円程度 |
| 添付書類の省略 | 不可 | 一部省略可 | 一部省略可 |
| 還付までの期間 | 1〜2ヶ月 | 2〜3週間 | 2〜3週間 |
| 提出可能時間 | 税務署開庁時間のみ | 原則24時間 | 原則24時間 |
| 青色申告65万円控除 | 55万円に減額 | 65万円(満額) | 65万円(満額) |
⚠️ 注意
青色申告で65万円の特別控除を受けるには、e-Taxでの電子申告が要件の1つです。書面で提出すると控除額が55万円に減額されるため、個人事業主はe-Taxの利用が実質的に必須といえます。
確定申告の基本的なしくみについては「確定申告とは?対象者・期間・やり方を完全ガイド」で解説しています。
e-Taxのログイン方式には2つありますが、ID・パスワード方式の新規発行は終了しているため、これからe-Taxを始める方はマイナンバーカード方式一択になります。
| 項目 | マイナンバーカード方式 | ID・パスワード方式 |
|---|---|---|
| 新規利用 | ○ 可能 | × 新規発行終了 |
| 必要なもの | マイナンバーカード+NFC対応スマホ | ID(利用者識別番号)+パスワード |
| マイナポータル連携 | ○ 対応 | × 非対応 |
| 自動入力 | ○ 源泉徴収票等を自動取得 | × 全て手入力 |
| 将来性 | ○ 国税庁推奨の標準方式 | △ 暫定措置(将来廃止の可能性) |
💡 実務のポイント
「マイナンバーカードを持っていない」という相談を毎年多く受けます。マイナンバーカードの発行には1ヶ月程度かかるため、確定申告シーズン直前に申請しても間に合いません。まだお持ちでない方は、今すぐ市区町村窓口またはオンラインで申請することをおすすめします。
スマホでe-Tax申告を始める前に、以下の3つを確認してください。
| 準備項目 | 詳細 | 確認方法 |
|---|---|---|
| マイナンバーカード | 利用者証明用パスワード(4桁)と署名用パスワード(6〜16桁)を覚えているか | 忘れた場合は市区町村窓口で再設定 |
| スマホのNFC対応 | iPhone 7以降 / Android(NFC対応機種) | 設定→NFC→オンになっているか確認 |
| マイナポータルアプリ | 最新版をインストール済みか | App Store / Google Playで更新確認 |
マイナポータル連携を使えば、源泉徴収票・医療費通知・ふるさと納税の寄附金受領証明書などのデータを自動取得し、確定申告書に自動入力できます。初回のみ連携設定が必要です。
マイナポータルアプリを起動し、「もっとつながる」からe-Taxとの連携を設定してください。また、「e-私書箱」と各サービス(保険会社・証券会社等)との連携を事前に済ませておくと、控除証明書のデータも自動取得できます。
スマホのブラウザで国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」をタップします。提出方法で「e-Taxで提出(マイナンバーカード方式)」を選択し、マイナンバーカードをスマホにかざしてNFCで読み取ります。
画面の案内に従って、所得の種類(給与所得・事業所得等)を選択し、金額を入力します。マイナポータル連携を設定していれば、源泉徴収票や医療費データが自動入力されるため、確認するだけで済みます。
💡 実務のポイント
源泉徴収票の入力では、スマホカメラで源泉徴収票を撮影すると、金額が自動で読み取られる機能があります。手入力よりも正確で速いため、ぜひ活用してください。ただし、読み取り結果は必ず目視で確認してください。
入力が完了すると、税額が自動計算されます。還付額または納付額を確認し、問題なければ「送信」をタップ。マイナンバーカードで電子署名を行い、e-Taxに送信します。
送信が完了すると「受付結果」が表示されます。受付番号をメモまたはスクリーンショットで保存してください。送信データはe-Taxのメッセージボックスからいつでも確認・印刷できます。
e-Taxで提出した場合、還付金は通常2〜3週間で指定口座に振り込まれます。書面提出の1〜2ヶ月と比べて大幅に早いのがe-Taxのメリットです。振込状況はe-Taxの「還付金処理状況」で確認できます。
マイナポータル連携を設定すると、以下のデータが確定申告書に自動入力されます。手入力の手間を大幅に削減できるため、初回設定を済ませておくことを強くおすすめします。
| データの種類 | 自動入力 | 備考 |
|---|---|---|
| 給与所得の源泉徴収票 | ○ | 勤務先が対応している場合 |
| 医療費通知(健保組合発行) | ○ | 一部の健保組合は未対応 |
| ふるさと納税の寄附金受領証明書 | ○ | ポータルサイト経由でXMLデータ取得可 |
| 生命保険料控除証明書 | ○ | 保険会社がe-私書箱に対応している場合 |
| 地震保険料控除証明書 | ○ | 同上 |
| iDeCo・小規模企業共済掛金 | ○ | e-私書箱連携が必要 |
| 住宅ローン年末残高証明書 | ○ | 金融機関が対応している場合 |
| 公的年金等の源泉徴収票 | ○ | 日本年金機構から自動取得 |
Android端末ではすでに「スマートフォンのマイナンバーカード」機能が利用可能で、物理的なマイナンバーカードをかざさなくてもe-Taxにログインできます。iPhoneも対応が進んでおり、スマホの生体認証(Face ID・指紋認証)でパスワード入力を省略できるため、認証の手間が大幅に軽減されます。
この機能を使うには、マイナポータルアプリの「メニュー」から設定が必要です。一度設定すれば、以降はスマホだけで認証が完結します。
| トラブル | 原因 | 解決法 |
|---|---|---|
| ① マイナンバーカードが読み取れない | NFC設定がオフ/カードの位置がずれている | 設定でNFCをオンに。カードをスマホ背面の中央〜上部にぴったり当てる |
| ② パスワードを忘れた | 利用者証明用(4桁)or 署名用(6〜16桁)を失念 | 市区町村窓口で再設定(本人確認書類持参) |
| ③ パスワードがロックされた | 利用者証明用は3回、署名用は5回連続ミスでロック | 市区町村窓口でロック解除(当日対応可) |
| ④ 送信時にエラーが出る | サーバー混雑(特に3月上旬〜中旬) | 時間をずらして再送信。深夜〜早朝が比較的空いている |
| ⑤ マイナポータル連携でデータが取得できない | 勤務先や保険会社がデータ連携に未対応 | 該当する項目のみ手入力で対応。連携対象は毎年拡大中 |
💡 実務のポイント
確定申告シーズン(2月16日〜3月15日)の最終週はe-Taxサーバーが非常に混雑します。年間200件以上の申告を受託してきた経験上、2月中に提出するのがベストです。還付申告であれば1月1日から提出可能なので、早めの提出をおすすめします。
| 納付方法 | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|
| ダイレクト納付 | 無料 | e-Taxから預金口座引落し。事前届出が必要 |
| クレジットカード | 決済手数料あり | 国税クレジットカードお支払サイトから |
| スマホアプリ納付 | 無料 | PayPay・d払い等に対応。30万円以下 |
| 振替納税 | 無料 | 口座振替。引落日は4月中旬頃 |
| コンビニ(QRコード) | 無料 | 作成コーナーでQRコードを発行して支払い |
e-Taxで提出する場合、一部の添付書類を省略できます。省略した書類は5年間保存義務があります。詳しくは「確定申告に必要な書類一覧|ケース別チェックリスト付き」をご確認ください。
所得控除の全体像については「所得控除の一覧と適用条件」、年末調整との関係は「【税理士×社労士が解説】年末調整とは?しくみ・対象者・手続きの流れを完全ガイド」で解説しています。
📋 この記事のポイント