【税理士監修】確定申告とは|対象者・期間・やり方の完全ガイドと2026年提出の重要変更点

【税理士監修】確定申告とは|対象者・期間・やり方の完全ガイドと2026年提出の重要変更点
鮎澤パートナーズ代表 鮎澤 竜哉
公認会計士 第47928号・税理士 第159175号・社会保険労務士 第13240067号・行政書士 第24061284号
年間100社以上の法人決算・会社設立・税務調査対応を支援。
📋 税理士監修 🆕 令和7年度税制改正対応 📚 ピラー記事

確定申告とは|対象者・期間・やり方の完全ガイドと2026年提出の重要変更点

「確定申告って自分も必要?」「いつまでに何を準備すればいい?」「e-Taxと郵送はどっちが得?」と迷う方に向けて、確定申告の全体像をピラー記事で整理します。本記事では各論点の意思決定ポイントを総覧し、深掘りすべきテーマは専門記事へ誘導します。2026年提出(令和7年分)から適用される基礎控除最大95万円、特定親族特別控除新設、収受日付印廃止など重要変更点も完全カバー。30分で確定申告の全体像が把握できる構成です。

🏆 結論:給与以外20万円超で会社員も申告義務。e-Taxが事実上の標準

確定申告は、1月1日〜12月31日の1年間の所得に基づき、原則として翌年2月16日〜3月15日に税務署へ申告・納税する手続きです(所得税法第120条)。給与所得者は給与以外の所得が20万円超、個人事業主は所得が基礎控除額(最大95万円)超で申告義務が発生します。2026年提出(令和7年分)から基礎控除が大幅拡大され、合計所得336万円以下なら95万円、336万円超489万円以下は88万円、489万円超655万円以下は68万円が適用。19〜22歳の親族向けに「特定親族特別控除」も新設されました。提出方法はe-Tax・郵送・税務署窓口の3つで、青色申告特別控除65万円の上乗せはe-Tax提出が必須要件です。期限後申告は無申告加算税15〜30%・延滞税年率2.4〜8.7%のペナルティが課されます。確定申告のサブテーマ(必要判定・会社員の申告・必要書類・暗号資産)は専門記事で詳しく解説しています。

確定申告とは何か

制度の基本

確定申告は、1月1日から12月31日までの1年間に得た所得を集計し、所得税額を計算して、翌年2月16日から3月15日までに税務署に申告・納税する手続きです。所得税法第120条に規定される、所得税制の根幹をなす制度です。 所得税は申告納税方式を採用しており、原則として納税者自身が課税所得・税額を計算して申告・納税します。給与所得者の場合は勤務先が源泉徴収・年末調整で代行するため確定申告が不要なケースが多いですが、副収入や控除を反映する場合は別途確定申告が必要です。

💡 実務のポイント

弊所には毎年「自分は確定申告が必要なのか分からない」という相談が殺到します。実務上、給与所得者でも「副業収入が出てきたが20万円超えているか分からない」「医療費控除を受けたいが手間に見合うか」など、判断に迷うケースが多くあります。一般論として、申告して還付が見込める場合は積極的に申告すべきで、義務がある場合は期限内に必ず申告する。これが鉄則です。判断に迷ったら税理士相談で確定申告の要否を整理することを推奨します。

確定申告の3つの効果

効果 具体例
①追加納税副業所得・暗号資産益等で給与外所得が増えた場合
②税金還付医療費控除・住宅ローン控除(初年度)・ふるさと納税
③所得証明住宅ローン審査・保育園申請・各種公的支援の所得基準確認

参考: 国税庁 No.2020 確定申告

確定申告の対象者

主な対象者の判定基準

確定申告が必要かどうかは、職業・所得の種類により異なります。代表的な判定基準を整理します。
立場 確定申告が必要な条件
給与所得者(会社員)給与以外の所得が年20万円超
給与収入2,000万円超所得額に関わらず確定申告必須
複数勤務先がある主たる給与以外の給与+他所得合計が20万円超
個人事業主・フリーランス事業所得が基礎控除(最大95万円)超
公的年金受給者年金以外の所得が20万円超(公的年金400万円以下なら申告不要制度あり)
不動産所得・株式譲渡所得あり所得額・特定口座区分により判定
暗号資産・仮想通貨取引あり雑所得が一定額超
確定申告の必要・不要を判定する詳細フローは、以下の専門記事で解説しています。

📖 詳細記事はこちら

確定申告が必要な人・不要な人|判定フローと該当チェック

給与所得者・個人事業主・副業ワーカー・年金受給者ごとの判定フロー、住民税申告との関係、20万円ルールの落とし穴まで完全網羅。

申告すると還付の可能性があるケース

義務はなくても、申告することで税金が還付される可能性があるケースもあります。
  1. 医療費控除:1年間の医療費が10万円超(または所得の5%超)
  2. 住宅ローン控除(初年度):住宅取得した翌年の確定申告で適用
  3. ふるさと納税(ワンストップ未利用):6自治体超への寄付または確定申告必要
  4. セルフメディケーション税制:特定OTC医薬品の購入額が12,000円超
  5. 年末調整漏れの控除:保険料控除・配偶者控除等の申告漏れ
  6. 退職した年:源泉徴収過多で還付の可能性

2026年提出(令和7年分)の重要変更点

基礎控除が最大95万円に拡大

📢 令和7年度税制改正の目玉:基礎控除大幅拡大

令和7年度税制改正により、2025年分(2026年確定申告期)から基礎控除額が最大95万円に拡大されました。従来の48万円から大幅な増額で、特に低・中所得層への減税効果が大きい改正です。ただし、2025年・2026年の2年間に限る暫定措置で、2027年以降は一律58万円に統一される予定。基礎控除の拡大は給与所得控除の引き上げ(10万円増)と合わせて適用されるため、「103万円の壁」が「123万円の壁」に変更されます。

基礎控除額の所得別判定(2025年・2026年分)

合計所得金額 基礎控除額
132万円以下95万円
132万円超336万円以下88万円
336万円超489万円以下68万円
489万円超655万円以下63万円
655万円超2,350万円以下58万円
2,350万円超2,400万円以下48万円
2,400万円超2,450万円以下32万円
2,450万円超2,500万円以下16万円
2,500万円超0円(適用なし)

参考: 国税庁 No.1199 基礎控除

特定親族特別控除の新設

19歳〜22歳の親族(大学生世代)を扶養する納税者向けに、新たに「特定親族特別控除」が新設されました。年収150万円までを段階的に控除する仕組みで、子の年収増加に応じて控除額が段階的に減少する設計です。これにより、大学生のアルバイト収入の壁が緩和されます。

収受日付印の廃止

⚠️ 2025年1月から紙申告の控えに収受印が押されない

2025年1月から、紙申告時の控えへの収受日付印押印が廃止されました。従来は提出と同時に控えに「収受日付印」が押されて返却されていましたが、この取扱いがなくなります。提出日の証跡を残したい場合は、e-Taxの送信記録(送信完了通知)を活用するか、または希望者へ配布される「日付・税務署名記載の用紙」を受け取る形になります。住宅ローン審査等で過去の確定申告書控えを求められる場面が多いため、紙申告の方は提出日の管理に注意が必要です。

📊 公認会計士の視点

弊所のクライアントには毎年「住宅ローン審査用に過去3年分の確定申告書控え」を求められるケースがあります。2025年以降の紙申告では収受印がないため、銀行から「申告書の提出証明」を別途求められる事態も予想されます。これからの確定申告では、e-Taxへの移行が事実上の標準。送信完了通知をPDFで保存し、いつでも提示できるようにしておくことが推奨されます。

確定申告の期間とスケジュール

標準的な年間スケジュール

時期 やるべきこと
11〜12月年末調整(給与所得者)・控除証明書の整理
1月初旬源泉徴収票・支払調書の受領、e-Tax事前準備
1月中旬〜2月15日所得計算・必要書類整理・申告書作成(還付申告はこの期間から提出可能)
2月16日〜3月15日確定申告期間(受付開始日・期限)
3月15日所得税の納付期限
3月31日消費税の納付期限(個人事業主)
4月下旬口座振替の場合の引き落とし日
5〜6月住民税・国民健康保険料の通知

納付方法と納期延長の選択肢

納付方法 納付日 特徴
振替納税4月下旬実質約1か月の納期猶予
ダイレクト納付任意日e-Tax連動・即時口座振替
クレジットカード納付3月15日手数料発生・ポイント還元あり
コンビニ納付3月15日30万円以下のみ・QRコード必要
金融機関・税務署窓口3月15日納付書持参
延納制度3月15日に1/2納付・残額5月31日まで利子税1.0%発生

3つの提出方法と選び方

e-Tax・郵送・税務署窓口の比較

提出方法 メリット デメリット
e-Tax青色65万円控除可・24時間提出可・還付早い・添付書類省略可・送信記録残るマイナンバーカード等の事前準備必要
郵送税務署に出向く必要なし・控えへの収受印は廃止青色65万円控除不可(55万円のみ)・提出証明が課題
税務署窓口職員に直接相談可・その場で控えに日付印繁忙期は1〜3時間待ち・時間制約あり

e-Taxが事実上の標準に

💡 e-Taxの優位性

2025年からの収受日付印廃止により、e-Taxの優位性がさらに際立っています。e-Taxなら送信記録(送信完了通知)が自動保存されるため、提出証明が確実です。さらに、青色申告特別控除65万円の上乗せ条件、添付書類の省略、還付の早期受取(通常3週間→1週間)など、メリットが多数。マイナンバーカードまたはID・パスワード方式(税務署で発行)のいずれかで利用可能で、スマホ申告にも対応しています。確定申告の知識ゼロでも、確定申告書等作成コーナーで質問に答えれば自動で申告書が作成されるため、初心者でも問題なく利用できます。

参考: 国税庁 e-Tax 国税電子申告・納税システム

会社員の確定申告

会社員でも申告が必要な主なケース

会社員(給与所得者)の多くは年末調整で所得税の精算が完了しますが、以下のケースでは確定申告が必要または有利になります。
区分 該当ケース
義務給与収入2,000万円超・副業所得20万円超・複数勤務先
還付の可能性医療費控除・住宅ローン控除(初年度)・ふるさと納税6自治体超
年末調整漏れ保険料控除証明書の提出忘れ・扶養控除の変更
退職・転職年の途中で退職した場合の精算
会社員の確定申告は、副業所得や控除の活用など、ケースごとに必要書類や手順が異なります。詳細は以下の専門記事で解説しています。

📖 詳細記事はこちら

会社員(給与所得者)の確定申告|副業・医療費・住宅ローン控除の手順

副業所得20万円ルール、医療費控除の計算、住宅ローン控除の初年度申告、ふるさと納税ワンストップとの使い分け、副業バレ対策まで完全網羅。

必要書類とe-Tax事前準備

誰にでも共通の必須書類

  1. マイナンバーカード:本人確認+e-Tax利用に必須
  2. 銀行口座情報:還付がある場合の振込口座(本人名義)
  3. 源泉徴収票:給与所得者・年金受給者の場合(勤務先・日本年金機構から)
  4. 各種控除証明書:生命保険料・地震保険料・社会保険料・iDeCo等
  5. 支払調書:報酬等の支払先から発行(フリーランス等)

確定申告の種類別に必要な書類

確定申告の種類により、追加で必要な書類が変わります。詳細は以下の専門記事で解説しています。

📖 詳細記事はこちら

確定申告に必要な書類一覧|給与所得者・個人事業主・控除別の完全リスト

給与・事業・不動産・株式・各種控除別の必要書類、書類の入手方法、保管期間(青色7年・白色5年)、紛失時の再発行手続きまで完全網羅。

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給与所得者の副業・医療費控除、個人事業主の青色申告、暗号資産取引、住宅ローン控除等、あらゆる確定申告に対応します。e-Tax提出・記帳代行・節税アドバイスまで、税理士のワンストップで安心です。初回相談無料。

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所得の種類と区分

10種類の所得区分

所得税法では所得を10種類に区分し、それぞれに固有の計算ルールがあります。
区分 主な内容 課税方式
給与所得会社員の給料・賞与総合課税
事業所得個人事業主の事業収入総合課税
不動産所得家賃・地代等の不動産収入総合課税
利子所得預貯金の利息源泉分離
配当所得株式の配当金総合課税/分離課税
譲渡所得不動産・株式等の売却益分離課税
一時所得生命保険一時金・賞金等総合課税(1/2課税)
雑所得副業・暗号資産・年金等総合課税
退職所得退職金分離課税
山林所得山林の伐採売却益分離課税

暗号資産・株式・不動産など特殊な所得

暗号資産(仮想通貨)取引の申告

暗号資産取引の利益は原則として雑所得(総合課税)に区分され、最大税率55.945%が適用されます。給与所得者は20万円超で申告義務。総平均法と移動平均法のいずれかで取得価額を計算し、所得を求めます。複数取引所・DeFi・NFTなど、申告内容が複雑になりがちです。

📖 詳細記事はこちら

暗号資産(仮想通貨)の確定申告完全ガイド|計算方法・税率・必要書類と2026年度税制改正

雑所得・最大税率55.945%、課税対象5パターン、総平均法と移動平均法、1,000万円利益で約330万円の納税試算、2026年度税制改正大綱の分離課税方針まで完全網羅。

株式・配当の申告

株式譲渡所得・配当所得は申告分離課税が原則で、税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5%)。特定口座(源泉徴収あり)なら申告不要が原則ですが、損失の繰越控除を狙う場合や、複数の特定口座をまたいだ損益通算をする場合は申告が有利になります。

不動産所得の申告

賃貸不動産からの家賃収入は不動産所得として総合課税。減価償却費・固定資産税・修繕費等の必要経費を控除して所得を計算します。青色申告特別控除65万円(事業的規模・e-Tax提出)も活用可能。

青色申告と白色申告

青色申告と白色申告の違い

事業所得・不動産所得・山林所得がある人は、青色申告と白色申告を選択できます。
項目 青色申告 白色申告
事前手続き青色申告承認申請書(3月15日まで)不要
特別控除最大65万円(e-Tax)/55万円/10万円なし
記帳方法複式簿記(65万・55万)/簡易簿記(10万)簡易な記帳
赤字の繰越3年間繰越可能不可
青色事業専従者給与家族への給与を全額経費化可能事業専従者控除(最大86万円)のみ
少額減価償却特例30万円未満を一括損金算入不可

青色申告のメリット

青色申告は事前申請が必要ですが、最大65万円の特別控除、赤字の繰越、家族給与の経費化など、節税効果が大きいため、事業所得・不動産所得がある人は原則として青色申告を選択することを推奨します。

無申告・期限後申告のペナルティ

追徴課税の種類

ペナルティ 税率 適用条件
無申告加算税15〜30%期限後申告(税額により段階)
過少申告加算税10〜15%修正申告(税額により段階)
重加算税35〜40%仮装隠蔽が認定された場合
延滞税年率2.4〜8.7%納付遅延(日数比例)
青色申告取消2期連続期限後申告青色特典がすべて喪失

⚠️ 青色申告は2期連続期限後申告で取消

青色申告者は、2期連続で期限後申告(3月16日以降の提出)になると、青色申告の承認が取り消されます。最大65万円の青色申告特別控除、赤字の繰越、家族給与の経費化など、すべての青色特典が失われ、再申請には数年かかるケースもあります。「面倒だから後で」と考えて期限後申告を続けると、節税効果を大きく失うため、必ず3月15日までに申告することが鉄則です。

自主的な期限後申告で軽減

期限後申告でも、税務署からの指摘前に自主的に申告すれば、無申告加算税が5%軽減されます。完全な「無申告」よりも、遅れてでも申告するほうが圧倒的にペナルティが軽くなります。申告漏れに気づいたら、速やかな自主申告が肝要です。

確定申告で押さえるべき5つのコツ

コツ1:1月から書類を整理する

確定申告期間は2月16日からですが、必要書類の整理は1月初旬から始めることを推奨。源泉徴収票・控除証明書・支払調書などを月別フォルダで管理することで、申告期に慌てません。

コツ2:e-Taxを基本にする

2025年からの収受日付印廃止により、e-Taxが事実上の標準。マイナンバーカードを取得し、e-Tax事前準備(電子証明書登録・利用者識別番号取得)を年初に済ませておきます。

コツ3:青色申告は3月15日までに申請

事業所得・不動産所得がある人は、青色申告で大幅な節税が可能。青色申告承認申請書は確定申告期限と同じ3月15日が原則締切ですが、新規開業者は開業日から2か月以内が締切です。

コツ4:節税は12月までに対策

確定申告期になってから節税策を打つのは不可能。ふるさと納税・iDeCo・小規模企業共済などは12月までに支払・拠出を済ませる必要があります。年末調整・確定申告期になってから「もっと節税できた」と気づくことが多いので、毎年11月頃に税理士相談を推奨します。

コツ5:迷ったら税理士相談

医療費控除のレシート集計、副業の経費区分、暗号資産の損益計算など、複雑な論点は税理士相談で短時間で解決できます。確定申告だけの単発相談(5万円〜10万円程度)でも、節税効果を考えれば十分にペイすることが多いです。

よくある質問

確定申告と年末調整の違いは何ですか?
年末調整は給与所得者の所得税を勤務先が代行して精算する手続きで、12月の最終給与で税額を確定させます。確定申告は1年分の全所得を納税者自身が計算して税務署に申告する手続きで、毎年2月16日〜3月15日が期間。給与所得者の多くは年末調整で完了しますが、副業所得・医療費控除・住宅ローン控除(初年度)等がある場合は確定申告も別途必要です。
基礎控除95万円は誰でも適用できますか?
合計所得金額が132万円以下の場合に95万円が適用され、所得が増えるほど段階的に減額されます。336万円超は68万円、655万円超は58万円、2,400万円超は段階的にゼロまで減額。さらに2,500万円超は基礎控除そのものが0円になります。基礎控除拡大は2025年・2026年の2年間限定で、2027年以降は一律58万円に戻る予定です。
確定申告書はどこで作成できますか?
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」(keisan.nta.go.jp)で無料で作成できます。質問に答える形式で進めれば自動で申告書が完成し、そのままe-Taxで提出可能。スマホ申告にも対応しています。会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生)を使えば、日々の取引データから自動で申告書が作成されるため、特に個人事業主はソフト利用を推奨します。
3月15日が土日の場合は期限が延びますか?
3月15日が土日・祝日の場合、次の平日までが期限になります。例えば3月15日が土曜日なら3月17日(月)が期限です。ただし「ぎりぎりまで提出しない」のは、e-Taxの送信遅延や郵便遅延などのリスクが高いため、余裕を持って3月10日頃までの提出を推奨します。
確定申告書の控えは必要ですか?
2025年からは紙申告での収受印が廃止されたため、控えへの「提出証明」がなくなります。e-Taxの送信完了通知をPDFで保存しておくことが、提出証明として最も確実な方法です。住宅ローン審査・保育園申請・各種公的支援申請等で過去の確定申告書控えが必要になるケースが多いため、毎年必ず控えを保管してください。
複数年分まとめて申告できますか?
はい、過去5年分まで遡って申告(期限後申告)が可能です。3年分・5年分の申告漏れがある場合も、税理士を通じて一括で過年度申告できます。期限後申告でも自主的に行えば無申告加算税が軽減されるため、気づいた時点で速やかに申告することがペナルティ最小化の鉄則です。
税理士に依頼する費用はいくらですか?
確定申告の単発依頼は5万円〜30万円程度が相場です。給与所得者の医療費控除・住宅ローン控除等のシンプルな申告なら5〜8万円程度、個人事業主の青色申告は10〜20万円程度、暗号資産・株式・不動産の複合申告は20〜30万円以上になることもあります。節税効果と申告ミスのリスクを考えれば、複雑な申告は税理士に依頼する方がコスト効率が良いケースが多いです。
確定申告すると会社に副業がバレますか?
確定申告書の住民税欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択すれば、副業分の住民税が会社に通知されず、副業バレを防げます。給与所得については特別徴収(給与天引き)が原則のため、副業を分離して納付する仕組みです。ただし、副業が「給与収入」の場合は分離不可で、住民税通知から発覚するリスクがあります。詳細は会社員の確定申告記事をご参照ください。
申告書を間違えて提出してしまったらどうすればいいですか?
提出後の訂正は「更正の請求」(税額を減らす場合)または「修正申告」(税額を増やす場合)で対応します。更正の請求は法定申告期限から5年以内、修正申告は税務署の指摘前なら過少申告加算税が課されないため、早めに自主的に行うことが鉄則。具体的な手続きは税理士または税務署に相談してください。

📋 この記事のポイント

  • 確定申告は1年間の所得を翌年2/16〜3/15に税務署へ申告・納税する手続き
  • 給与所得者は給与以外20万円超、個人事業主は基礎控除(最大95万円)超で申告義務
  • 2026年提出(令和7年分)から基礎控除最大95万円・特定親族特別控除新設等の重要変更
  • 2025年1月から紙申告の収受日付印が廃止、e-Taxの優位性がさらに増大
  • 提出方法はe-Tax・郵送・税務署窓口の3つ。青色65万円控除はe-Tax必須
  • 納付は3月15日が原則、振替納税なら4月下旬と実質1か月の猶予
  • 無申告・期限後申告には15〜40%のペナルティ。青色は2期連続期限後で承認取消
  • 確定申告のサブテーマ(必要判定・会社員・必要書類・暗号資産)は専門記事で詳述

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