公認会計士 第47928号・税理士 第159175号
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「freee認定アドバイザーって何?」「マネーフォワード公認メンバーのゴールドとシルバーは何が違うの?」とお悩みの経営者・個人事業主に向けて、両制度のランク・仕組み・税理士選びでの活用法を完全ガイドします。この記事を読めば、認定情報を使って自社に最適な税理士を見つける方法がわかります。


「freee認定アドバイザーって何?」「マネーフォワード公認メンバーのゴールドとシルバーは何が違うの?」とお悩みの経営者・個人事業主に向けて、両制度のランク・仕組み・税理士選びでの活用法を完全ガイドします。この記事を読めば、認定情報を使って自社に最適な税理士を見つける方法がわかります。
🏆 結論:認定アドバイザー制度は「税理士のクラウド会計スキルを客観的に測る指標」として活用できる
freee認定アドバイザー(5段階・★〜★★★★★)とマネーフォワード公認メンバー(4段階・ブロンズ〜プラチナ)は、いずれも「その税理士がどれだけクラウド会計ソフトに習熟し、実際に顧問先に導入しているか」を可視化するランク制度です。ランクが高い=税務の腕がいいとは限りませんが、少なくとも「クラウド会計の初期設定や運用支援を安心して任せられるか」の判断材料として非常に有効です。
freee認定アドバイザーとは、freee株式会社が税理士・公認会計士・社会保険労務士などの士業に対して提供するパートナープログラムです。制度に加入した士業事務所は、freeeの導入支援や活用ノウハウの研修を受けられ、顧問先のfreeeデータにアドバイザーアカウントからアクセスできるようになります。
ランクは「freeeプロダクトの導入スコア」と「保有資格数」の2軸で評価され、★(1つ星)から★★★★★(5つ星)までの5段階に分かれています。導入スコアとは、その事務所が何社の顧問先にfreeeを導入しているかを基準にした指標です。
マネーフォワード公認メンバーとは、株式会社マネーフォワードが提供する「士業と顧問先の生産性向上を支援するパートナープログラム」です。制度に加入すると、マネーフォワードクラウドパートナー(顧問先管理画面)を利用でき、顧問先のデータを一括管理できます。
ランクはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階で、アクティベート事業者数(顧問先でマネーフォワードクラウドを実際に利用している事業者の数)に基づいて毎月自動判定されます。ゴールドはアクティベート事業者10件以上、プラチナは30件以上が目安です。
💡 実務のポイント
実務では、freee・マネーフォワードのどちらも「認定を持っていること」と「実際にソフトを使いこなせること」は別の話です。認定はあくまで最低限の知識と導入実績の証明であり、個別のケースへの対応力は初回面談で確認する必要があります。ただし、認定がない事務所よりも認定がある事務所の方が、初期設定や運用サポートの品質が安定している傾向は確実にあります。
両制度の違いを一覧表で整理します。経営者がチェックすべきポイントは「ランクの評価基準」と「認定の検索方法」の2点です。
| 比較項目 | freee認定アドバイザー | MF公認メンバー |
|---|---|---|
| 運営会社 | freee株式会社 | 株式会社マネーフォワード |
| ランク数 | 5段階(★〜★★★★★) | 4段階(ブロンズ〜プラチナ) |
| 評価基準 | 導入スコア+保有資格数 | アクティベート事業者数 |
| 最高ランクの条件 | 多数の導入実績+複数資格 | アクティベート30件以上のゴールド |
| 個人資格試験 | あり(エキスパート/上級エキスパート) | なし |
| 対象士業 | 税理士・公認会計士・社労士等 | 税理士・社労士等 |
| 検索サイト | freee税理士検索 | MF税理士検索 |
| 年会費 | プライム会費あり(有料) | ランクにより異なる |
| 顧問先への特典 | アドバイザー経由の割引等 | パートナー経由の優待等 |
freeeの★の数もMFのブロンズ〜プラチナも、基本的に「どれだけ多くの顧問先にそのソフトを導入・運用しているか」が評価軸です。つまり、ランクが高い事務所ほど「クラウド会計の導入経験が豊富」であることを意味します。
ただし、ランクは「税務の質」を直接測るものではありません。税理士法第2条第1項に定められた税務代理・税務書類の作成・税務相談の品質は、認定ランクとは別の次元です。ランクはあくまで「クラウド会計の操作・導入支援スキル」の目安として使いましょう。
freeeには事務所単位のランクとは別に、「freee認定個人資格」(エキスパート・上級エキスパート)という個人単位の資格試験があります。この資格を持つ担当者がいる事務所は、実際にソフトを触れる人材がいる証拠です。
マネーフォワードには同等の個人資格試験はありません。そのため、MFの公認メンバーの場合は「担当者のfreee/MF実務経験年数」を直接聞いて判断する必要があります。
現場の経験上、freeeとマネーフォワードの両方に対応している事務所は、特定のソフトに偏らない中立的なアドバイスができる傾向があります。「うちはfreeeしかやりません」という事務所だと、本来マネーフォワードの方が合っている企業にもfreeeを勧めてしまうリスクがあります。
両ソフトの特性を比較した上で自社に最適なソフトを提案してくれる事務所が、経営者にとって最も価値が高いパートナーです。クラウド会計対応の税理士を選ぶメリット全般については「クラウド会計対応の税理士を選ぶメリット|freee・MF・弥生の連携」で解説しています。
まだソフトを導入していない場合は、自社の規模・業種・経理体制から候補を絞ります。経理未経験で直感操作したいならfreee、経理担当者がいて従来型に近い操作を好むならマネーフォワードが基本的な選び方です。既に導入済みなら、そのソフトに対応した税理士を探します。
freeeの場合は「freee認定アドバイザー検索」、マネーフォワードの場合は「MF税理士検索」を使います。エリア・業種・対応業務で絞り込めるため、自社の条件に合った候補を3〜5件ピックアップしましょう。
検索結果に表示されるランク(freeeなら★の数、MFならブロンズ〜プラチナ)を確認します。最低でも★★★(3つ星)以上、またはシルバー以上の事務所を候補にすると、一定の導入実績があると判断できます。
認定アドバイザーであっても、最終的には面談で相性を確認する必要があります。以下の5つの質問を投げかけてみてください。
| # | 質問 | 意図 |
|---|---|---|
| 1 | freeeとMFのどちらに対応していますか? | 片方のみか両対応かを確認 |
| 2 | 担当者はソフトの認定資格を持っていますか? | 事務所全体のランクと担当者のスキルは別 |
| 3 | 初期設定(科目設定・自動仕訳ルール)は代行してくれますか? | 初期設定の品質がその後の運用を左右する |
| 4 | 月次決算は翌月何日までに完了しますか? | クラウド対応なら翌月10日前後が標準 |
| 5 | 電帳法・インボイスの設定支援は含まれますか? | 追加料金なしで対応してくれるかを確認 |
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鮎澤パートナーズに相談する「今の弥生(インストール版)からfreeeに変えたい」「マネーフォワードからfreeeに乗り換えたい」という相談は増えています。ソフト変更時に税理士と確認すべきポイントを整理します。
まず、現在の税理士が変更先のソフトにも対応しているかを確認します。対応していなければ、税理士の変更とソフトの変更を同時に行う必要があるため、決算期を避けたタイミングで進めるのが鉄則です。
次に、過去データの移行可否を確認します。クラウド会計ソフト間のデータ移行は一部可能ですが、完全な互換性はありません。特に「freee→マネーフォワード」「マネーフォワード→freee」の移行は、仕訳の形式が異なるため手動での調整が必要になるケースが多いです。
最後に、変更時期は期首(事業年度の開始時点)が理想です。期中での変更は年度途中でソフトが切り替わるため、決算書の整合性を保つのに余計な手間がかかります。
⚠️ 注意
ソフト変更に伴い税理士も変更する場合、前の税理士への解約通知は通常1〜2ヶ月前が必要です。顧問契約書の解約条項を事前に確認しておきましょう。解約のタイミングを誤ると、決算申告が宙に浮くリスクがあります。
ソフト変更時に「移行漏れ」が起きやすい項目を以下にまとめました。税理士と一緒にチェックしてください。
| チェック項目 | 移行時のリスク | 対策 |
|---|---|---|
| 勘定科目体系 | ソフトごとにデフォルト科目が異なる | 移行前に科目の対応表を作成 |
| 期首残高 | 残高の転記ミスで貸借が合わない | 前期の決算書から手動入力して確認 |
| 自動仕訳ルール | 旧ソフトのルールは引き継がれない | 新ソフトで1から再設定が必要 |
| 銀行・カード連携 | 旧ソフトとの連携を解除しないと二重取込 | 旧ソフトの連携を先に解除 |
| 過去の電子取引データ | 旧ソフトに保存した電子取引データは移行不可の場合あり | 旧ソフトのアカウントを7年間維持するか、別途エクスポート |
電子帳簿保存法では、電子取引データは7年間の保存が義務付けられています。ソフト変更後も旧ソフトのデータにアクセスできる状態を維持するか、CSVやPDFでエクスポートして別途保管する必要があります。
freeeの「認定アドバイザー検索(search-advisors.freee.co.jp)」では、エリア・業種・対応業務・ランクでフィルタリングできます。検索結果にはアドバイザーランク(★の数)が表示されるため、一目で導入実績の目安がわかります。
実務では、検索結果を「対応業種」で絞り込んだ上で、★★★(3つ星)以上の事務所を3〜5件ピックアップし、それぞれに問い合わせるのが効率的です。
マネーフォワードの税理士検索では、エリア・業種・対応サービスで絞り込みが可能です。公認メンバーのランク(ブロンズ〜プラチナ)は検索結果に表示されるケースと表示されないケースがあるため、初回面談時に直接確認するのが確実です。
マネーフォワードは「従業員規模ランキング上位100会計事務所のうち80%が導入」と公表しており、大規模な会計事務所ほど対応している傾向があります。従業員数が多い法人の場合は、マネーフォワード対応の大手事務所が選択肢に入りやすいです。
💡 実務のポイント
税理士紹介サービス(ビスカス・ミツモア等)を使う場合でも、紹介された税理士がfreee/MFの認定を持っているかは必ず確認してください。紹介サービスは「マッチングの仕組み」であり、クラウド会計のスキルを保証するものではありません。顧問税理士の費用相場を知りたい方は「顧問税理士の費用相場」をご覧ください。
認定アドバイザーに依頼する最大のメリットは、クラウド会計の初期設定から日常運用まで一貫したサポートを受けられることです。具体的には、勘定科目のカスタマイズ、自動仕訳ルールの最適化、銀行連携の設定、電子帳簿保存法の要件を満たすための運用フロー構築などが含まれます。
また、認定アドバイザー経由でソフトを契約すると割引や特典が受けられるケースもあります。freeeの場合、アドバイザー経由の導入で初年度の料金が優遇されるプランが用意されていることがあります。
デメリットとしては、特定のソフトに偏ったアドバイスを受ける可能性があることです。freeeの5つ星アドバイザーはfreeeの導入実績が多いほどランクが上がるため、自然とfreeeを勧める傾向があります。これは構造的なインセンティブの問題であり、悪意ではありません。
対策として、前述のとおり「freeeとMFの両方に対応している事務所」を選ぶか、初回面談時に「うちの業種・規模にはどちらのソフトが合いますか?理由も教えてください」と率直に聞いてみてください。
📊 公認会計士の視点
認定アドバイザーのランクは「ソフトの導入実績」を測るものであり、「税務判断の品質」を測るものではありません。税務の品質を確認するには、税理士の専門分野(法人税・消費税・相続税等)、税務調査の対応実績、書面添付制度(税理士法第33条の2)の実施率などを別途確認する必要があります。理想的には、クラウド会計のスキル(認定ランク)と税務の専門性(実績・資格)の両方を兼ね備えた税理士を選ぶことです。
参考: 国税庁「税理士制度の概要」
📋 この記事のポイント
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