経営改善計画の策定方法|405事業と認定支援機関を活用した経営立て直しの進め方【認定支援機関が解説】

経営改善計画の策定方法|405事業と認定支援機関を活用した経営立て直しの進め方【認定支援機関が解説】
鮎澤パートナーズ代表 鮎澤 竜哉
公認会計士 第47928号・税理士 第159175号
年間100社以上の法人決算・会社設立・税務調査対応を支援。

経営改善計画の策定方法|405事業と認定支援機関を活用した経営立て直しの進め方

「資金繰りが厳しく経営改善計画を作りたいが、何から始めるべきか分からない」経営者に向けて、405事業と早期経営改善計画の使い分け・認定支援機関の選び方・計画書の10セクション構成・補助金額シミュレーションを実務ガイドします。この記事を読めば、国の補助2/3を活用して専門家と本格的な経営改善計画を作り始められます。

🏆 結論:早期着手+405事業+認定支援機関の3点セットで経営改善が加速

経営改善計画の成否は「計画作成のタイミング」「活用する制度の選択」「認定支援機関との相性」の3点で決まります。危機的状況になる前なら早期経営改善計画(ポスコロ事業)、金融支援が必要な本格再生なら405事業が最適。計画策定費用の2/3(上限200万円)が国から補助されるため、自前で作るより専門家に依頼する方が経済合理的です。

経営改善計画とは?なぜ中小企業に必要なのか

結論から言えば、経営改善計画とは「業績悪化・資金繰り不安を抱える中小企業が、自社の現状を分析し、3〜5年かけて正常化するための行動計画」のことです。単なる事業計画書と異なり、金融機関への金融支援の要請や、公的支援制度の活用のための根拠書類という性質を持ちます。

実務では、認定経営革新等支援機関として数多くの経営改善計画策定を担当してきた経験上、計画作成が遅れるほど選択肢が狭まります。売上が減少し始めた段階で早期経営改善計画を策定するのと、資金ショート直前で405事業を活用するのとでは、金融機関の評価も計画の実現可能性も大きく異なります。

経営改善計画を策定する4つの目的

  1. 金融機関への金融支援要請:リスケジュール・新規融資・金利減免の根拠書類
  2. 経営の見える化:業績悪化の根本原因特定と改善施策の優先順位付け
  3. 社内外への共通認識:従業員・取引先・金融機関に向けた経営指針の明示
  4. 公的支援制度の活用:補助金・制度融資の採択条件クリア

経営改善計画策定の4つの制度|比較マトリクス

経営改善計画の策定には、補助の有無・金融支援の必要性・計画の粒度で4つの選択肢があります。

4制度の使い分け一覧

制度 対象 金融支援 補助上限
早期経営改善計画
(ポスコロ事業)
基本的な経営改善段階不要15〜20万円程度
405事業
(通常枠)
本格的な経営改善段階必要(リスケ等)200万円
405事業
(中小版GL枠)
事業再生段階必要(債権放棄等)700万円
自主策定シンプルな事業計画不要なし

💡 実務のポイント:迷ったら早期経営改善計画から

業績悪化の兆候があっても、まだリスケなどの金融支援を受けていない段階では、早期経営改善計画(ポスコロ事業)が最適です。補助上限は小さいものの、自社の現状把握と改善方向性の明確化に効果的で、将来的な405事業への移行もスムーズに進みます。危機的状況になってからでは選択肢が狭まるため、早期着手が鉄則です。

405事業の詳細|国の補助金2/3の中身

405事業(経営改善計画策定支援事業)は、中小企業庁が実施する経営改善支援制度で、通称「405事業」は2013年の事業開始時の予算額が405億円だったことに由来します。

405事業の2つの枠

項目 通常枠 中小版GL枠
対象経営改善計画の策定事業再生計画・弁済計画の策定
金融支援リスケ・新規融資等債権放棄等を含む抜本再生
計画策定費用の補助2/3(上限200万円)2/3(上限700万円)
伴走支援(モニタリング)2/3(年60万円程度)2/3(より手厚い)
金融機関調整費用2/3(上限10万円)2/3
典型的なケース業績悪化・債務償還年数長期化債務超過・抜本再生が必要

参考: 中小企業庁 経営改善計画策定支援事業(405事業)の詳細

405事業の補助金額シミュレーション

📐 シミュレーション前提条件

  • 認定支援機関の計画策定報酬:90万円(税抜)
  • 伴走支援(モニタリング):年間60万円×3年=180万円
  • 金融機関調整同席費用:10万円
費用項目 総額 国の補助2/3 自己負担1/3
計画策定支援900,000円600,000円300,000円
伴走支援(3年分)1,800,000円1,200,000円600,000円
金融機関調整同席100,000円66,666円33,334円
合計2,800,000円1,866,666円933,334円

🧮 補助金の実質効果

上記例では、総額280万円の専門家費用のうち、国から約187万円が補助されるため、自社負担は実質93万円に。3年間の伴走支援込みで年間約30万円の負担で本格的な経営改善サポートが受けられる計算です。自前で3年分のコンサルを依頼すれば300万円超のところ、国の補助で約1/3まで圧縮できます。

早期経営改善計画(ポスコロ事業)との比較

早期経営改善計画策定支援事業(通称「ポスコロ事業」)は、405事業と対をなす制度です。金融支援を伴わない段階での早期着手を促す制度で、補助額は小さいものの柔軟に活用できます。

405事業vs早期経営改善計画の比較

項目 405事業 早期経営改善計画
正式名称経営改善計画策定支援事業早期経営改善計画策定支援事業(ポスコロ事業)
対象段階本格的な経営改善基本的な経営改善
金融支援の前提必要(リスケ等)不要
計画の詳細度詳細(5ヶ年計画)簡易(2〜3年計画)
計画策定費用補助2/3(上限200万円)2/3(上限15万円)
伴走支援2/3(手厚い)2/3(上限5万円)
対象企業業績悪化・資金繰り悪化今後の業績悪化が懸念される
向く企業リスケ必要・債務超過近し黒字継続だが先行き不安

参考: 中小企業庁 早期経営改善計画策定支援事業(ポスコロ事業)の詳細

📊 公認会計士の視点:早期からの着手がお得

業績が悪化する前に早期経営改善計画を活用し、その計画を実行しながら状況を見て必要があれば405事業へ移行する「段階的アプローチ」が最も経済合理的です。早期経営改善計画で最小限の費用で現状把握、その後405事業で本格的な金融支援まで踏み込む流れが実務でよく採用されています。

405事業申請の7ステップフロー

405事業の申請から計画実行・モニタリングまでは約3年の長期プロセスです。7つのステップで整理します。

ステップ1:認定経営革新等支援機関の選定(T-3ヶ月)

中小企業庁の認定経営革新等支援機関検索システムで自社地域の支援機関を検索し、相性の良い専門家を選びます。税理士・公認会計士・中小企業診断士・弁護士のいずれかが一般的です。

ステップ2:現状診断と事業デューデリジェンス(T-2ヶ月)

認定支援機関と共に、過去3期の決算書・試算表・資金繰り実績を分析し、業績悪化の根本原因を特定します。

ステップ3:経営改善計画案の策定(T-1.5ヶ月)

5ヶ年の損益計画・貸借対照表計画・資金繰り計画を作成します。金融機関の評価基準(80%基準)を踏まえた堅実な数値設定が重要です。

ステップ4:金融機関との事前調整(T-1ヶ月)

メインバンクに計画案を事前相談し、金融支援の内容(リスケ・新規融資・金利減免等)の方向性を調整します。

ステップ5:405事業の申請と計画確定(T)

各都道府県の中小企業活性化協議会(旧再生支援協議会)に405事業の利用申請を提出。認定されたら計画が正式確定します。

ステップ6:金融機関との正式合意(T+1ヶ月)

金融支援の実行(リスケ契約・新規融資契約)を各金融機関と締結します。プロラタ原則での全行同時対応が鉄則です。

ステップ7:モニタリングと計画修正(T+3ヶ月〜3年)

四半期〜半年ごとに認定支援機関と実績報告を行い、計画との乖離を確認します。乖離10%超なら計画修正を検討します。

AYUSAWA PARTNERS

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認定経営革新等支援機関の選び方|士業別の強み

認定経営革新等支援機関は中小企業等経営強化法第31条以下に基づき国から認定された専門家です。税理士・公認会計士・中小企業診断士・弁護士など多様な士業が登録されていますが、ケースに応じた使い分けが重要です。

士業別の強みと使い分け

士業 強み 向くケース
税理士財務分析・税務・顧問としての関与決算書ベースの計画策定・税務論点多い
公認会計士高度財務分析・事業デューデリジェンス複雑な事業構造・抜本再生・M&A併用
中小企業診断士経営戦略・マーケティング・事業改善事業戦略の見直しが主課題
弁護士法的整理・債権放棄交渉中小版GL枠・法的整理の可能性あり
4士業ワンストップ財務・税務・労務・行政手続き全般総合的な経営改善が必要

認定支援機関選びの5つのチェックポイント

  1. 405事業・早期経営改善計画の実績件数:年間5件以上の実績がある機関
  2. 自社の業種への理解度:業界特性を踏まえた改善施策を提案できるか
  3. 金融機関との連携実績:メインバンクとの交渉経験の有無
  4. 報酬体系の透明性:計画策定費・モニタリング費の明細開示
  5. アフターフォロー体制:3年間の伴走支援を確実に提供できるか

⚠️ 注意:認定だけあればよいわけではない

認定経営革新等支援機関の登録者数は全国で3万件を超えていますが、実績豊富な機関は一部に限られます。認定されているだけで実務経験がない機関に依頼すると、計画の質が低く金融機関の評価も得られません。初回面談で「過去の405事業実績件数」「金融機関との調整経験」を必ず確認してください。

経営改善計画書の10セクション構成テンプレ

経営改善計画書は以下の10セクションで構成するのが標準です。中小企業庁の公表サンプルをベースに、実務で使いやすい章立てを提示します。

10セクション構成

セクション 記載内容 ページ目安
1. 企業概要沿革・事業内容・組織図・株主構成・役員1〜2ページ
2. 業績推移と窮境原因過去3〜5期の業績分析・窮境の根本原因2〜3ページ
3. 事業環境分析SWOT分析・業界動向・競合分析1〜2ページ
4. 経営改善の基本方針再建ビジョン・事業ポートフォリオ見直し1〜2ページ
5. 具体的な改善施策売上改善・コスト削減・資産処分の具体策3〜5ページ
6. 5ヶ年損益計画5期の売上・粗利・営業利益・経常利益1〜2ページ
7. 5ヶ年B/S計画借入金残高・純資産・債務償還年数の推移1〜2ページ
8. 月次資金繰り計画36ヶ月の月次資金繰り表2〜3ページ
9. 金融支援の要請内容各金融機関へのリスケ・新規融資要請1〜2ページ
10. モニタリング計画認定支援機関の関与・報告頻度・KPI1ページ

各セクションの重要ポイント

セクション2「窮境原因」:外部環境要因(市場縮小等)と内部管理要因(事業判断ミス等)を区別し、両方を具体的に記述します。外部のみ書くと「経営責任なし」と見なされ金融機関評価が下がります。

セクション5「改善施策」:数値化された具体的施策(「売上5%増」「人件費10%減」等)を記述。精神論は避けます。

セクション8「月次資金繰り計画」:36ヶ月分の月次データが必須。年次だけでは金融機関は受け付けません。詳しくはキャッシュフロー計算書の読み方と作り方でCFの基礎を確認できます。

計画作成時の重要ポイント|金融機関評価の肝

80%基準(8割基準)の組み込み

金融機関は経営改善計画の実績が計画値の80%以上なら「計画通りに推移している」と判断します。計画作成時には、現実的な「期待値」の80%を計画値として設定することで、実績達成率が高く見えるように設計します。

債務償還年数10年以内の設計

金融機関が最重視する指標は債務償還年数です。計画期間中に10年以内に収まる軌道を示すことが必須。金融機関が見る財務指標ベスト5も参考にしてください。

リスケ期間と自主返済再開タイミング

元金返済猶予→段階的返済再開→正常返済復帰、の3段階で設計します。リスケだけで終わらせず、出口戦略を明示することが金融機関の信頼獲得につながります。リスケジュール(返済条件変更)の実務で詳細解説しています。

計画実行後のモニタリング|3年間の伴走支援

経営改善計画は策定したら終わりではありません。3年間の伴走支援(モニタリング)を通じて実行管理します。

モニタリングの内容と頻度

時期 頻度 報告内容
実行初年度四半期ごと月次試算表・資金繰り実績・計画差異分析
2年目半期ごと決算実績・計画達成率・施策進捗
3年目半期ごと正常化復帰可否の判断・次期計画検討

💡 実務のポイント:乖離10%で早期修正

計画と実績の乖離が10%を超えたら、早期に計画見直しを検討します。「計画未達で隠蔽」が最も金融機関の信頼を失います。正直に乖離原因を分析し、修正計画を示すことが長期的な関係維持につながります。経営者は認定支援機関と月次で状況共有する習慣をつけてください。

計画が上手くいかない場合の次の選択肢

405事業の計画実行で改善しない場合、より本格的な事業再生スキームへの移行を検討します。

ステップアップの選択肢

  1. 405事業中小版GL枠への移行:債権放棄を含む抜本再生
  2. 中小企業活性化協議会の再生支援:公的機関による再生計画策定
  3. 事業再生ADR:民間事業者による裁判外の債権調整
  4. 民事再生:裁判所関与の法的整理・事業継続
  5. 特別清算・破産:事業停止・清算

事業再生スキームの詳細な比較は事業再生のスキームを比較|私的整理・民事再生・中小企業活性化協議会・特定調停の使い分けで解説しています。

計画策定前にやるべき下準備|7つのチェック

経営改善計画策定の事前チェックリスト

  1. 過去3〜5期の決算書・試算表の整備:実態値を把握
  2. 資金繰り実績表の作成:直近24ヶ月の実績
  3. 借入金一覧表の作成:各金融機関の残高・返済条件
  4. 実態BSの作成:含み損益を反映した実質純資産
  5. 取引先別売上・利益分析:上位20%の取引先把握
  6. 固定費・変動費の区分:損益分岐点の算出
  7. 経営者の個人資産調査:経営者保証解除の準備

コスト削減と価格戦略の具体的手法はコスト削減の具体的手法と価格戦略で詳述しています。

よくある質問(FAQ)

405事業と早期経営改善計画、どちらを先に使うべきですか?
業績が悪化する前なら早期経営改善計画、既に資金繰りが悪化してリスケが必要なら405事業が適切です。両方を段階的に使うのが理想で、早期計画で現状把握と方針明確化、その後必要に応じて405事業で本格的な金融支援に移行する流れがベストです。早期計画を受けていた企業は、405事業への移行もスムーズです。
405事業の補助金は後払いですか?先払いですか?
後払いです。認定支援機関への費用は企業が全額支払った後、中小企業活性化協議会等への申請を経て、国から2/3相当額が補助されます。つまり、企業は一時的に全額立替える必要があります。資金繰りが厳しい場合は、分割払いに対応してくれる認定支援機関を選ぶことをおすすめします。
自社で経営改善計画を作成することはできますか?
形式的には可能ですが、金融機関の評価基準(80%基準)やプロラタ原則を踏まえた計画は専門知識が必要です。また、405事業の補助対象となるのは認定支援機関が関与した計画のみです。費用負担の観点からも、2/3補助を活用できる認定支援機関との協働が経済合理的です。
認定経営革新等支援機関はどこで見つけられますか?
中小企業庁の「認定経営革新等支援機関検索システム」で都道府県・支援分野別に検索できます。過去の405事業実績件数も公開されているため、実績重視で選ぶことができます。地域の商工会議所・商工会も認定支援機関ですので、まずは商工会議所に相談してみるのも有効な入口です。
405事業の計画は金融機関から必ず承認されますか?
必ず承認されるわけではありません。金融機関は計画の実現可能性(返済原資の確保・改善施策の妥当性・経営者の覚悟)を総合的に判断します。事前に金融機関と調整し、承認されやすい計画を作成することが重要です。認定支援機関の金融機関調整同席経験が役立ちます。
405事業の申請に必要な書類は?
①過去3期の決算書、②試算表、③資金繰り表、④借入金一覧、⑤主要取引先一覧、⑥事業計画案、⑦各金融機関の確認書(計画に同意する旨)などが必要です。書類作成は認定支援機関が主体となりますが、経営者からは経営情報の開示が求められます。
中小版GL枠とはどのような枠ですか?
「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」に基づく事業再生計画・弁済計画の策定に対応する枠です。通常枠よりも補助上限が高く(700万円)、債権放棄を含む抜本再生を前提とします。債務超過が大きく、通常のリスケだけでは再建困難な企業向けです。
計画期間中に新たな追加融資を受けることはできますか?
リスケ中の405事業計画実行中は、原則として新規融資は困難です。ただし、計画内に組み込まれた新規運転資金・設備資金は融資対象となる場合があります。また、日本政策金融公庫の資本性劣後ローンは計画中でも活用可能なケースがあり、債務超過解消や財務改善に有効です。
405事業を使わず自主的にリスケすることは可能ですか?
可能です。実際、金融機関との良好な関係があれば自主的なリスケ交渉でも成立します。ただし、経営改善計画の質・実行管理・補助金活用の面で、405事業の利用が経済合理的です。特に3年以上のリスケが必要な場合は、認定支援機関の伴走支援を受ける方が金融機関の継続的な理解を得やすくなります。
計画策定後、経営状況が想定以上に悪化した場合はどうしますか?
計画の見直し(リスケ)を認定支援機関・金融機関と協議します。中小企業活性化協議会の活用や、405事業から中小版GL枠への移行も選択肢です。「隠蔽」が最もNG行動のため、悪化を察知したら即座に認定支援機関に相談してください。早期相談なら対応の選択肢が多く残ります。

📋 この記事のポイント

  • 経営改善計画は「早期着手×認定支援機関×国の補助」の3点セットで経済的
  • 4制度の使い分け:早期経営改善計画・405事業通常枠・405事業中小版GL枠・自主策定
  • 405事業は計画策定費・モニタリング費・金融機関調整費の2/3(上限200万円)が補助
  • 早期経営改善計画(ポスコロ事業)は補助上限15万円と小さいが気軽に利用可能
  • 士業別の強み:税理士(財務・税務)、会計士(高度分析)、診断士(戦略)、弁護士(法的整理)
  • 計画書は10セクション構成が標準。月次資金繰り36ヶ月分は必須
  • 80%基準で計画を作成、債務償還年数10年以内を設計
  • 3年間の伴走支援で乖離10%超は早期修正を検討

まとめ|経営改善計画は国の支援を活用して本格再建を

経営改善計画は、中小企業にとって「最後の砦」ではなく「事業再生の出発点」です。早期に認定経営革新等支援機関と連携し、国の補助2/3を活用することで、経済的負担を抑えながら本格的な経営改善が実現できます。

405事業で本格再建に踏み込む前に、まずは早期経営改善計画(ポスコロ事業)で現状把握と方針明確化を行い、段階的にステップアップする流れが実務的です。計画策定は専門家に委ねつつ、経営者自身も計画の内容を理解し、3年間の実行管理に主体的に関わることが成功の鍵となります。

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